- 意識を外側から内側へ
- 瞑想のみ叡智に辿り着ける
- マインドカラネス瞑想とは
意識には四つの領域がある
瞑想の一般的な効果として、集中力が増す、リラックスする、老化の遅延、気力の充実など様々な効果が検証されています。しかし瞑想の本当の効果はそれだけではありません。人間の意識は、主に四つの領域に分けることができます。人が自分の意思として認識している顕在意識は、人間の意識としては氷山の一角とされています。
人間の意識には顕在意識、潜在意識、無意識、超意識といった四つの領域があります。普段の生活においては、主に顕在意識のみで生活していますが、自分には直感力があると感じる人でも潜在意識の領域くらいまでで生活しています。
瞑想のみ叡智に辿り着ける
人智を超えた叡智というのは、無意識と超意識領域にあります。それに辿り着くには、瞑想という手段しかありません。無意識は魂と繋がっています。魂というのは個の意識を保った状態で肉体の影響を受けない心そのものとされている自我の本体です。
また、超意識というのは、人間の理解を超えている領域になりますが、これは個を超えた霊の領域であり、ここから叡智がもたらされます。しかしこの無意識と超意識という領域には瞑想しなければ辿り着くことはできません。この二つの領域は、顕在意識の雑念を停止しなければ感知することができないのです。
ですから、人智を超えた叡智と繋がるには瞑想が必須であり、顕在意識の雑念が停止した「空」という状態が瞑想の正しいやり方として推奨されています。
マインドカラネス瞑想とは
世間ではマインドフルネスという瞑想法がよく知られておりますが、これは今起こっている経験に注意を向けて、心と現実を客観視し気づきを促す瞑想法とされています。
確かに、瞑想を始めたばかりの頃は、雑念や妄想に囚われることが多いので、瞑想の初期段階としては必要な瞑想法になります。しかしマインドフルネス瞑想法だけでは、無意識と超意識領域に辿り着くことができません。この領域にこそ瞑想の本当の醍醐味があるからです。瞑想は、思考を空っぽにすることで人智を超えた叡智と繋がることができます。
そこで、当舎の瞑想法は思考を空っぽにするので「マインドカラネス瞑想」と名付けました。思考を「空」にする瞑想を実践するには、様々な訓練が必要となります。